FC2ブログ
昨日6/30に橋本博先生の著書が発売されました。

2019070102
「教養としてのマンガ」 (扶桑社新書) 橋本 博

ちなみに橋本博先生は私が元働いていた古本屋「きらら文庫」の店長でした。
先生と呼ぶのは18歳の頃勉強を教わりながら、お店の手伝いをしていたからです。
現在では合志市まんがミュージアムの館長、
そして熊本マンガミュージアムプロジェクト代表を務めてらっしゃいます。

思えば15年以上前、「将来本を出すことがあったら今までのマンガ人生を綴りたい」と
先生がおっしゃるのを覚えておりました。
それが叶う日が来るとは!
出版おめでとうございます。

昨日のお昼前ぐらいに購入して、読み始めたら止まらなくなって、
昼食を挟んで、午後のお茶をしつつ、あれ?イッキに読み終わってました。

先生の人生って、見事なまでに戦後マンガ史に重なっているのですね。

赤本マンガ→紙芝居→貸本漫画→劇画→ニューウエィブ

といった具合に本当にいいとこ取りで、マンガの黄金期をリアルタイムで味わっていて、
羨ましいったらありゃしないのです。

その素晴らしいマンガたちを後世に残したい。その思いは先生は人一倍強くて、
31年前に出会った時から、マンガ図書館の構想を話されてました。
「当時はそんなものができるのだろうか?」半信半疑でしたが、
先生の情熱がいろんな方を動かして、
ここまでの形になったかと思います。
この本を読んでいただければ、
きっとその素晴らしい情熱を分かっていただけることでしょう。

合志市まんがミュージアムが出来た時には、とても嬉しそうでした。

本を読んでいる時は、「先生が喋っていることそのままだ。この本は先生そのものなんだな」と思いつつ、
初めてお会いした頃や、きらら文庫で働いていた頃を思い出したりして、
大変懐かしい気分になりました。

そうそう。最初に触れました先生の「将来は本を出したい」には続きがありまして…。
「そのときはあなたのことも書かせてもらうね」
ページを恐る恐るめくると、果たしてその箇所はありました。
恥ずかしいやら、嬉しいやら、いや、ちょっと良く書きすぎなんじゃないの。照れくさいですよ。でも先生、ありがとうございました。
スポンサーサイト




ふらり堂

昨日はお休みでしたので、一日ノンビリ読書をしておりました。
中でもお気に入りがカラサキアユミ著「古本乙女の日々是口実」。
2018043001
もう大変面白くて、イッキに読んでしまいました。
まず古本に対する作者の愛情というか、熱量が凄いですね。
本を選ぶ感性も素晴らしくて、
こういった方が後世に佳き本を残すのかな~と思ったりしました。

一夜明けてバイトさんから「今週は三日入れる」と連絡が。
すぐに仕事を作らにゃと、以前買い取った本を20函程整理、整理。
結果、机に上の本が抽出されました。
2018043002
あまり無さそうに見えて、チラリホラリと良書が覗く。
戦前の書道全集揃いがあったのが救いでしたね~。
中には「支那事変写真帖 続篇」もあって、
整理した甲斐がありました。
2018043003
いつも思うのですが、一か月ぐらい倉庫にこもるとだいぶ片付くはずなんですが…。
でも出張買取や市場での仕入れをしたいがために、
片付けが追い付かず徐々に在庫が増えつつあります。

それも、けっこう。
本が増えると財布の中が満たされる訳でないのに、
妙に心が豊かにかった気がしますもんね(笑)

ふらり堂

朝から先週買った「カタルパの樹」を読んでました。

この本、以前からキララ文庫の橋本先生に「私が手がけた漫画がある」と聞いて、
どうしても読みたかったのですが、熊本の本屋でしか購入できないのです。
なんとISBNコードが無い。

それもそのはず。もともとが熊本県合志市が発行した郷土史漫画なので、県内流通のみなのですね。
先生の手元にも残ってなくて、今回の熊本旅行でようやく入手できたのでした。
2015052401
物語は明治時代に入り、教育に力を入れ始めた国に対して、
「もっと地域に根付いた自由な教育を」と立ち上がった二人の人物を中心に進んでいきます。
それが工藤左一と平田一十。彼らがつくった学校「合志義塾」は明治・大正・昭和と58年も続き、
現在の合志市の礎(いしずえ)を築くのです。

※写真の画像でいえば、左ページ5コマ目が平田一十、右ページ5コマ目が工藤左一。
2015052402
その学校設立までの道のりを漫画で分かりやすく、章ごとに文章で解説も加え、
巻末には資料もあるという充実ぶり。本当に素晴らしい本でした。
今年の2月には熊日出版文化賞を受賞しております。

私は先生のことを知っているからでしょうか。
彼は学校の先生もやっているので、なんとなくこの漫画の主人公の地元教育にかける姿と、
教育者としての先生の姿がダブって見えて、
まるで先生の言葉を読むかのように物語を読みすすめました。
前向きな気持ちになる、心地よい読了。カタルパの樹、いいですね。

機会あれば、ぜひ皆さんもご一読ください。

ふらり堂

一日店番デー。

その前に電気料金も上がることだし(関西は一割上がるんです)、
これから頑張りましょう!!と皆(スタッフ・パートさん)にお話しをするきっかけとして、
先日購入した羊羹を切って配りました。

アメとムチ?いえいえ、励増しのエールのようなもんです。
その羊羹が↓の写真。本はその店の社長稲垣篤子さん著書「1坪の奇跡」。
R0012753.jpg
(本は初版帯付スリップ付美品。って、どうでもいい人にはどうでもいいことなんですが。ちなみに羊羹は一日限定150本だそうです)

羊羹といえば、高校の国語の授業で習った夏目漱石の「草枕」の一節が忘れられません。
夏目漱石は羊羹が好きだったらしく、
一ページにわたって切々と羊羹のエピソードが出てくるのです。
この比喩表現が素晴らしく、空腹の身にはこたえたことを覚えております。

それはさておき、小ざさの羊羹。
熱~くて濃~いお茶を用意して、ソフトな甘みとともに少しずつ味わって食しました。
至福のひととき!こいは、うまかぁ~っ。

ふらり堂

今日は大阪へ。
移動は電車なので、車中読書をしてました。

それが↓の本。「ケンちゃんの101回信じてよかった」。
昭和40年代-50年代前半ケンちゃんシリーズで人気子役として活躍した宮脇康之さんの半生記。
R0012724.jpg
(記憶をたどると私は「ケーキ屋ケンちゃん」から見ておりました。どこから覚えているかで、だいたい年齢層が分かりますよね)

もうこういった本は感情移入するのか、ケンちゃんが絶頂期の時には気持がハイになり、
落ちぶれてしまったときにはどんより気分で読み進めておりました。

続きが気になってか、仕事が終わってからも布団の中で読みすすめ、
何時だか分からないけど読み終えてました。あ~なんだかスッキリ。

ふらり堂

| main | next »